| 21.コミットメント |
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コミットメント 優秀なトップに共通すこと、それは「顧客第一主義」「人間への配慮」そして「目標達成への執念」である。ビジネスの世界では成果を約束することができる人が信頼を勝ち取る。 ■目標達成への執念 コミットメントは「誓約」などと訳されるが、もっと分かり易く言えば「自分がこれから何をするかを明確にし、それを成し遂げることを約束する」ということである。辞書でコミットメントの意味を探すと、「約束」「誓約」「関与」「介入」などと書かれているが、ビジネスの世界でのコミットメントはもっと重たい意味合いになる。「覚悟」とか「腹をくくる」といった言葉の方が日本人にはピッタリくると思う。 「コミットメント」という言葉は、日産社長のカルロス・ゴーン氏がリバイバルプランを発表し、「このプランが達成できない時は社長を辞する」と言ったあたりから、日本でも特によく使われるようになった気がする。この場合も、単なる「約束」とか「関与」といった薄っぺらなことではなく、「言ったことが出来なかったら腹を切る覚悟がある」というニュアンスである。 ■勝つための方法 企業の戦略作りのお手伝いをすることがよくある。戦略作りの基本は「差別化」の一語につきる。「おたくは何が違うのですか?」という質問に明確に答えるようにすることが戦略を作るということだ。 違いを作りだす方法はいくつもある。「あたりまえのことを徹底する」ことが先ず一つの方法だ。実績のある経営コンサルタントや企業再建者が先ずやることは、整理・整頓・清掃・清潔・躾の5Sを徹底することである。特別奇をてらったような戦略を作るより、5Sを徹底する方が効果のある場合が多い。 何かに集中しそこで突き抜けるという方法も一つの差別化の方法である。勝ちパターンを作ろうと思えば、何かで一番にならなければならない。どんな分野でも一番の会社だけが有利にビジネスを進められるのだ。そして一番になるためにはエネルギーを集中しなければならない。 「新しい仕組み」も「違い」を作る方法である。この「新しい仕組み」を作る方法がビジネスとしては最も大きく成功する道である。「楽天」「ヤフー」「100円ショップ」等々、大成功を収めているビジネスは全て「新しい仕組み」がもたらしている。 ■実行しやり遂げるかどうか このように「勝ちパターン」を作る方法はいくつもある。しかし、どのような戦略であっても、実際にそれが成し遂げられるまでは仮説に過ぎない。だからといって戦略的仮説が必要ないかといえば全くそうではない。何をするにせよ先ずは仮説を立てなければ何も始まらないのだ。 だが、仮説はどこまでいっても仮説であり、実際に動きだせば何事も予想通りに行かない。そんな時何が大切か。それは「やり遂げる意志があるかどうか」なのだ。大切なのは戦略作りより、実行し成し遂げることなのだ。 企業の問題分析をしても同じようなことが言える。企業の問題はどこの会社もほぼ同じで、「経営と戦略」「コミュニケーションと情報共有」「マネジメントと人材教育」「人事制度」などが課題として上がってくる。こんなことが問題であることは誰も分かっている。大切なのは、これらの問題を一つ一つ解決してゆくかどうかなのだ。要はやるかやらないかが勝負の分かれ目なのだ。 ■腹をくくりきる
「町屋と人形さまの町おこし」という本を紹介しよう。これは 「腹をくくりきると不思議なもので、必ず支援してくれる人が出てくる」「人の情熱ほど物事を動かすものはない」「必死になってやり遂げなければ成功などしません」この本の中には、主人公のコミットメントが書かれている。
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